まこぞう

SPOOKS スプークス MI-5のまこぞうのレビュー・感想・評価

SPOOKS スプークス MI-5(2015年製作の映画)
3.0
『スプートニク』というタイトルのSF映画のつもりで観に行って(チケット売り場でもそのタイトルで買えた)、いつになっても舞台が宇宙にならず不思議に思っていたら、硬派で素晴らしいシークレットエージェント(スパイ)映画で大当たりでした。
最近は幼稚でふざけたスパイ映画ばっかりで諦めていたジャンルだったので喜びもひとしお。

ちょっと複雑な話で、馴染みのない俳優ばかりで、おまけに登場人物が多いのに、ひとつひとつを丁寧に描いているおかげで全く混乱することなく、グイグイと話に引き込まれた。
どの俳優も素晴らしかったけど、特にMI5元長官の自分を大切にしない感じが良かった。

ただ敵のイスラム系テロリストの描き方がちょっとだったかも。ニヤリと笑いながら自決するシーンなど薄気味悪くて仕方がない。大袈裟に言えばプロパガンダになりかねないようにさえ思った。事実イスラム系テロリストが多いにしても、もう少し描き方に工夫が出来なかったものか。とても難しいところだけど…。
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