イギリスBBCで2002年から放映されてる TVシリーズ「MI-5英国機密諜報部」のオリジナル映画版。内容的には初見単発単独でも解るような内容だけど主役はTVシリーズキャストでもあるハリー・ピアースのピーター・ファース。若い頃は童顔でもあったピーター・ファースもすっかり渋いおじ様。もう根っからの非情過ぎるベテラン諜報員！でも情が無いわけでないから、そこが哀しくもある。
MI-5ベテラン指揮官がCIAとのテロリスト移送任務に失敗し、局内に裏切り者の存在有と単独捜査。そこで自分がかつてクビにした青年ウィル（キット・ハリントン）を利用するのだが、誰が裏切り、誰が誰を利用しているのか、明確な目的を抱くテロリストまでも利用しながら、組織（MI-5）を守る為の作戦的な冷酷な駆け引きがまさに、スパイやってることが嫌になる程の非情さ。改めて言うが決してハリーには情が無いわけでなく、きっと心に傷を深く背負っているのだろうが、諜報員としては怖いくらいに大胆で優秀過ぎる。
アクションもリアルに、シビアな展開なだけに、ちょっと甘ちゃんな若いウィルが弛緩剤になってるみたいだ。
でもスパイって手品師に近いものあるよな。いつそれ置いたの？いつそれ書いたの？って感じで(笑)
未体験ゾーンの映画たち2016
