サイモン&ガーファンクルのSound of Silence から始まる。聴覚障害のテオの静寂の世界の象徴なのか、あるいは祖父と孫達、父と娘の関係を表しているのか？出だしから、とても粋で全体にチャーミングな映画。
初めて出会うパリの都会っ子の孫と頑固な一癖ある祖父（ジャン・レノ）が対立しながらも徐々に馴染んでいく様子とプロヴァンスの風景が絵画のように美しい。プロヴァンスでの人々は食べて飲んで歌って踊って、今ある生活を住んでいる土地を愛して謳歌してる様子が羨ましくなる。
最後に苺を食べながらタブレットをめくっていくエンドロールもお洒落な演出で、フランス映画って感じ。
蛇足:ジャン・レノはダ・ビンチ・コードで見た以来。すっかり歳をとったけど、それでもバイクやロードバイクに乗るさまは、まだまだイケてる
No.1095
