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ミュートのrejocquのネタバレレビュー・内容・結末

ミュート(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

よかったよかった。
こちらもブレードランナー風のディストピア未来で、退廃的な人間模様を描いた作品。
オルタードカーボンよりよかったんじゃないかしら。ドラマと映画なので比べないほうがええんやけども。
ポール・ラッドの短気な悪役、犯罪者ながらも娘を大事にする様子はアントマン感ありましたね。自分の血で窒息しながら、親友だと思ってたやつに裏切られ、ええ顔してましたね。
小児愛な彼もよい存在感で。

話題のスカルスガルド兄弟の彼ですが、セリフのない難しい役でみごとにキャラクターが伝わってきて、すごいなあ。便利なはずの音声認識のメカとの相性が悪く、機械オンチ呼ばわりされる設定も刺激的でした。いい着眼点だ。
声が出るようになったのに、声でのコミュニケーションにまだ慣れてない様子なのもよかった。

アメリカ人があんな未来でも古き良きカントリーな時代を求めて楽しむ様子は、なんとなくディスってる感じもしつつ笑確かにありそうだな、感がありましたね。

子どものためにもハッピーエンドでよかったっす。絵が上手いなレオ。
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