路上で暮らす少女ブランカと、盲目のギター弾きピーターのお話 やさし〜
生きるために窃盗や物乞いをする子供達の貧困の現実を淡々と、当たり前に描いてるのが凄い 監督は世界を放浪してスラムの子達と交流した経験があるそうだけど、そういう視点があるからこんなにサラッとした作り方が出来るのかな
そしてそんな子供達を利用したり、騙すのはいつも大人なのが最悪で…「大人は子供を買えるのに、子供は大人を買えないの？」って忘れられない台詞になった 大人は勝手だ
そんな重くてキツイ話に打ちのめされてしまうかと思いきや、盲目のギター弾きピーターがもうめちゃくちゃ最高のジイちゃんで癒されまくるし、少女ブランカの純粋さは応援すること必至
孤独な二人が少しづつ親子のような関係になっていくのがあたたかいし、これからの険しくも希望に満ちた未来を予感しちゃう、ラストの笑顔がまじで素晴らしかった
いちばん好きだったのが、色なんて分からないはずのピーターが「知ってるよ、オレンジは温かい心の色」って言うとこ、めっちゃ良いし、ブランカがそんなオレンジ色のドレスをハチャメチャに着こなしてんすよ…本当に泣く
あと心優しいオカマが登場するのが素敵だった 親切なオカマ最高
