ブランカとギター弾きの作品情報・感想・評価・動画配信

「ブランカとギター弾き」に投稿された感想・評価

短めの映画だけど、貧困や障害、人身売買なども盛り込んで見応えがあった。
ブランカ役の女の子、歌が上手かったなー
セバスチャンちっこくてガリガリで身軽で漫画のキャラクターみたいだった
オタキ

オタキの感想・評価

4.2
暖かい気持ちになった
フィリピンのリアルな貧困街と
そこで生きている人たちの姿が
なかなか見ないので新鮮だった
キャスティングも役者じゃないのがびっくり
貧しさとは何たるか。
お金や資本主義が当たり前という世界にいると「貧乏=お金がない」になってしまう。
この映画はストリートで暮らす人々が題材になっているから「かわいそう」とか「大変な辛い生活を送っている」などど感想を抱く人が多いだろうが、監督が伝えたいのはそういうことではない。もちろん現状は伝えつつ、そこで生きる人のパワーや人々の繋がり、愛情をわたしは感じた。

映像がきれいで、カメラワークもどこか日本の映画を彷彿させるなあと思っていたら監督が日本の方で驚きました。
ぴーと

ぴーとの感想・評価

3.5
こういう現状は知ってはいるけどもどこかで見ないように無意識にシャットアウトしてしまっているような自分もいるような気がする。
彼らのような人たちになにができるというわけでもないけど今自分が置かれている環境が恵まれているものだと再確認ができた。

盗まれる方からしたらたまったもんじゃないし「このクソガキが!」ってなるのもわかるけどあの子たちは生きるために盗むという術しか選ぶことができない状況なんだなと思うと胸の奥あたりがちょっと苦しくなってくる。

「目の見えないバカなじいさん」とバカにしながら盲目で路上でギターを弾いて恵んでもらったピーターのお金を奪う子供たちを見て無性に悲しくなった…。

観終わってから知ったけどこの映画の監督日本の人なんですね~日本人がこういう映画をつくるってすごいなぁ~。

これからも誰かの元へとピーターさんの”旅”がこうして世界中で巡っていくんだね、ご冥福をお祈りします。
HK

HKの感想・評価

3.5
パケ写から可憐な穢れなき主人公を想像していたら、この10歳くらいの女の子がいきなり物乞いはする、お金は盗む、暴力を振るうとちょっとビックリ。
しかも他の子供たちより盗んだお金の取り分は多いというしたたかさ。

冒頭からフィリピンのスラムで暮らすストリートチルドレンの過酷な現状を見せられます。
可憐で純真なだけでは子供は生きていけない世界だということでしょう。

監督はなんと日本人で舞台はフィリピン、製作はイタリアという変わった映画。
監督・脚本の長谷井宏紀は当時40歳で本作は唯一の長編映画。
主人公のブランカ役の女の子はYouTubeで歌っているのを監督が見つけてスカウトしたらしいですが、他の出演者の多くは現地の路上キャスティングだそうです。
盲目のギター弾きはそういう役ではなく本物の盲目のギター弾きだし、主要な子役も実際にスラムの子供たちです。

そのせいもありドキュメンタリーのような本物感。
写真家でもある長谷井監督の映像がさらにそれを強調しているようです。
映画として作られた世界ではなくリアルな日常なのだろうと思わせる力があります。

この後も彼らの生活はこのままずっと続くのでしょうか・・・
過酷な中にも主人公がたまに見せる笑顔に少しだけホッとします。
人は自分自身でひとつひとつ選択をしながら生きていくしかないのでしょう。
これを観て、いかに今いる自分の幸せを
噛み締めるほど、貧富の差が激しい映画でした。
Kir

Kirの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

母親が欲しい女の子と盲目のギター弾きの爺さんとの,ホームレスの二人の話.

話は平凡だが,二人の純粋なやり取りとギターの優しい音色の組み合わせは,演出として反則でしょうと思うくらい,よく似合っていた.

女の子も,歌が元々上手い子なんだね.

フィリピンの美しい映像も良い.

鶏小屋からはどう考えてもすぐに出られそうな件や,鶏が都合よく飛ぶ件,最後の別れてからの再会など,ややオチを投げた感があるのが残念.

また,最後のテロップに爺さんのその後を載せたのも,お涙頂戴みたいな感じで好きではない.よい映画であるなら,そういう話は嫌でも話題になるはずなので,蛇足だったと思うのは天邪鬼過ぎるかな.
akari

akariの感想・評価

4.4
初っ端から、フィリピンの異様なリアルさに引き込まれる。観終わって知ったが、キャストも現地でスカウトとのこと。
今後も長谷川監督の作品は追っていきたい。

ピーターやビアンカと同じ時代に生きているものの、どこか遠い世界、または昔のことのように、自分の脳が逃避していた。
良い環境とは言えない中で、ピーターやビアンカ、スラムの少年とのやりとりなど、寂しく懐かしく温かい。
精一杯生きている彼らを見習いたいと思った。気づいたら涙が止まらない、温かいながらも現実を実感する作品。

愛が溢れていた。
ブランカが求める母からの愛、ピーターが見せる他者への愛、そしてフィリピンの路上に暮らす人々への長谷井監督の愛。

まずこの映画の監督が日本人だったことに驚きだった。
長谷井監督がこの映画を撮ろうとしたきっかけも素敵だったし、実際にキャスティングを路上で探して見つけたというのもこの映画にすごい深みを与えていたと思う。

最後のブランカで、物語が昇華される。
報われる。
ピーターが、映画公開後にお亡くなりになったそうで彼の素敵な笑顔と愛が多くの人に知ってもらえる作品になって良かった。
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