YokoOishi

ブランカとギター弾きのYokoOishiのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
4.2
ブランカとギター弾きは長谷谷宏紀監督の初長編映画。
フィリピンのスラムを描きつつ、主人公のブランカと盲目のギター弾きピーターの交流、幼いセバスチャンやオカマのお姉さまがたのやりとりが温かい。
殆どの人が演技初体験。スラムでスカウトした人たちをワークショップを通じて役に入り込んでもらったりしたというから驚き。ワークショップの可能性を感じた。
劇中で繰り返し歌われる長谷井監督が歌詞をつけたホームもとても良い。
シネスイッチにはピーターが実際に弾いていたギターも展示されていて感無量。
ブランカは「白紙」という意味で、物語を通じて伝えたかった監督の想いを象徴していてこちらも感無量。
観終わった後にじんわり優しくなれるステキな映画だった。
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