母親をお金で買うことを思いついた孤児の少女ブランカと盲目のギター弾きピーターが織り成す感動ドラマ。
作中、ピーターが戦争映画を聴きながら言った「見えているものにこだわり過ぎている」という言葉が印象的。
血の繋がりがある親、目に見えるお金や家が無くても幸福を手にすることが出来る。
そんなメッセージが込められていると感じました。
ピーターに出会ったことで自分の居場所を見つけることが出来たブランカの、ラストに見せる嬉しそうな泣き顔がそのメッセージを象徴していると思いました。
フィリピンを舞台に、親がいない子供達の過酷な現実とその中にある幸せを描いた作品。
家族や親のあり方、幸福について色々と考えさせられる映画でした。