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ブランカとギター弾きのwarderbrothersのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
4.2
ー感想ー
まさかのピーター実在していたのか。それどころか実名で本人が出演していたのか。

フィリピンだからある程度は英語を使っているのかと思いきや、それも観光人が知るフィリピンでしかありませんでしたね。この作品を見る限り貧困層で英語が話せる人は少なそうです。

内容はとても良い気づきになりました。
母親を買うなんてこの作品に出会わなければ考えることすらなかったでしょうし、欲しいものはなんでも買うのが当たり前になっている社会に冷たさも感じます。

子供は買うことができても親は買うことはほぼできません。なぜなら親を買いたいと思う子供の環境は必ずと言ってもいいほど恵まれておらず、そんな金払ってくれる人なんて周りにいるはずもないからです。
そして与えられる選択肢は恵まれていない子供が集まる孤児院に行くことかホームレスのみ。

孤児院、名前からして行きたいとは思えません。
『孤』独な『児』童が収容される場所なわけですから。

生まれた時点で将来がある程度決まってしまう人が数多くいる現実があまりにも辛い。

そしてそんな人たちに何の関心ももたずにスタスタと通り過ぎていく富裕層の人たちで溢れる社会があまりにも残酷。
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