「Journals 日々、記す vol.2」展示内で観た。手法も面白いし、内容も面白い。スクリーンの前に照明が吊られてるのも、展示空間として良かった。日々の動画視聴や、いわゆる映画ともだいぶ違う環境だが、快適に観れるような配慮を感じた。ちなみに同時開催のマークレー展も映像作品がかなり良かった。
どこかの部屋のなかを、カメラはゆっくりズームしたりしつつ映していた。動きの少ない景色のうえにCGを重ねてみようという、案外単純なアイデアが作品の始まりなのかもしれない。羽毛がふわふわと画面全体覆うように終始舞っていて、夢のような感触をおぼえる。自然と語りに注意が向いた。普通に顔を見ながら話を聞くよりも想像が拡がりドキドキする。聴覚を演出するための視覚の在り方が独特だ。
