わたしたちには見えないものが浮かんでいて、見えない存在がそこにいて、聞こえない声や音が空間で、漂っている
ホテルの一室というある種の異空間、非日常を切り取り、そこで滞在した人々の残像を、かつてそこ…
ふと思い出した。正月松の内に現美へ「Viva Video!久保田茂子展」を観に行ったときのコレクション展「Journals 日々、記す vol.2」にアピチャッポンの本作がインスタレーション作品とし…
>>続きを読む真っ白なホコリが舞う部屋で
いつもと変わらない会話の中に
少しずつ不穏なニュアンスが加わって行く
それと共に、目の前のホコリが増えて行き、飛蚊症のように、段々と視界が奪われて行く
まるで、失われよう…
場所に居残っている記憶について表現されており、それを体験できるような静かな映画。
誰もいないホテルの一室をケサランパサランのような綿状の物体が舞う映像と、かつてそこにいたであろう人たちの世間話が聞こ…