表向きは新聞社主筆のガンヒは、実は大企業会長や悪徳政治家と結託し、国家を牛耳ろうとする悪党だった。裏稼業でのし上がってきたサングは、ガンヒの手足となり、汚い仕事を受け持っていたが、ある時、大企業の裏金情報を手に入れる。大企業と繋がっているガンヒに裏切られたサングは、右手を切り落とされ失脚する。一方、裏金事件を追っていた検事のジャンフンは、裏金情報をサングに横取りされて、左遷の憂き目に会う。刺客に追われるサングを偶然助けたことから、ジャンフンはサングと手を組み、ガンヒら巨悪を追い詰めようとするが……というお話。
現在、韓国で実際に起こっている事件と構造的によく似た感じの話で面白い。チェジンシルゲートも映画化したら、かなり面白い作品になるのではないだろうか。サング役のイ・ビョンホンも熱演。ハリウッドで三下役をやって喜ぶより、本国で頑張ったほうが良い。
