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現代好色伝/テロルの季節のyaaaのレビュー・感想・評価

現代好色伝/テロルの季節(1969年製作の映画)
4.0
若松作品では好きなほう。
ゴリゴリの過激派の動向を探る為、潜伏してる団地を公安が監視するというシンプルな話。
団地映画でもあるし、働くおっさんムービーでもあるし、彼女二人と一緒に暮らして夜も張り切るという憧れ妄想映画でもあるし、スパイ映画の雰囲気もある。
それに珍しく「暴力」がほとん無く、のほほんと楽しく観られる。
主義主張、闘争なんか「エロ」の前ではくだらなく、その方が良いに決まってると本質ついてるとも思う。
95%そんな感じなんだが残り5%の若松成分が強烈でパートカラーのシーンはこれぞ「表現」な勢い。
この5%をやりたいが為に全体があるのだが、5%だけでも120%の若松映画に変貌するところは拍手!
それにしても吉澤健さんは色気あるというか映画俳優の顔してらっしゃる。
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