兵器としてのメカゴジラをメインに巨大ロボットものの印象。ゴジラはそれなり恐い・格好いい感じで着ぐるみ全開でも悪くない。でも熊みたいにしつこく襲ってくるだけなのはそれはそれでありか。
全体的にあっさりと程よいオタク感もあってサクッと観れてよい。
特撮もCG前夜みたいにミニチュアメインなのがある種、味がある。「特撮」観たって感じ。
オマケのように「モスラ」の続編なのが驚くが、東宝の言いなりみたいな長澤まさみさんの出演には当然なんだが驚く。時代が違えば浜辺美波さんもこんなことやらされてたのか…
ご自身で脚本書いて演出もしてる手塚監督だが、小人がリビングのテーブルの上にひょこりと現れて、家の外の小高い丘には蛾の怪獣がいるというありえない異様なシーンを淡々と当たり前の日常のように撮ってるのは、こんなもん撮ってられるか！と放棄したようにも見受けられて謎の世界観が笑いそうになる。
