巨大黄金船「グラン・テゾーロ」のカジノ王ギルド・テゾーロ一味と戦うことになる麦わらの一味を描いた劇場版13作目で原作者である尾田先生も総合プロデューサーとして参加しています。”公開48日目で興行収入50億752万円・動員数375万7181人を記録し、2作連続で興行収入50億円を突破”(wikipediaより引用)した大ヒット作。
スペシャルギャンブルに敗れゾロが黄金化で人質になることでナミの泥棒仲間でカリーナ(満島ひかりが演じている)とテゾーロマネー強奪計画をたてるも…という粗筋で多分原作と深く関与していない分1本の作品として楽しめました。
ゲスト声優がかなり豪華ですがメインヴィランであるテゾーロの全てを黄金にする欲深い能力がビジュアル的にも豪華でした。また演じた山路和弘の声がキャラに合っていたと思います。過去の掘り下げが相変わらず凄いのは流石尾田先生が関与しているというところ。致し方ないのですがその分上映時間120分はちと長く感じました。
バトルもワンピースの王道といったところですが個人的には相手の運気を吸い取る「ラキラキの実」で一味を追い詰めた美女バカラ戦が知恵比べ的な逆転で面白かったです。オリジナルキャラクターも含めて登場人物が相当数いますが中でも伝説的ギャンブラーレイズ・マックスは渋さと諦めと再生が描かれており本作に相応しかったと感じました。