子どもが飽きないようにとの配慮だとしても、インスタントなギャグや単発の見せ場に終始しているうちに全体像を見失っていて、話が成立してるとは思えない。
マンガがより大局を描くスタンスに舵を切れたのは何十巻も積み重ねてきた統一された意思が行間を埋めているからで、そうして辿ってきた記録指針をガン無視したうえ、ここまでドラマを削いでしまっていると、もう何かが何となくバタついてるだけじゃないですか。
画も「大変なら無理して劇場版作らなくていいんじゃない?」ってクオリティだし、贔屓目に見ても擁護できるようなことはほとんどなか…(か、賢い小学生相手にムキになってケンカふっかけてるみたいでだせーな。)…か、かめのきゃらくたーがすごくかわいくて、ぼくはすごくたのしいきもちが、すごくしました。