ゾンビとワンナイ

デッド・オア・リベンジのゾンビとワンナイのレビュー・感想・評価

デッド・オア・リベンジ(2015年製作の映画)
2.6
なかなかのわちゃわちゃ映画。

主人公のクリスが、親友のダニエルとその彼女アリシアとジョージアに旅に出かけることから始まるストーリー。
クリスが地雷を踏んでしまい動けなくなり…からの、若干ソリッド・シチュエーション・ホラー的な展開かと思いきや…です。

なんつーかですね、2回くらい「あ、そっちの展開!?」ってなります。
いろいろですね、丁寧なのかまどろっこしいのかわからないスピード感というかですね。
いろいろ頭わりーなというかですね。

とりあえずクリスはそこそこいい演技してます。
シチュエーションもおもろいです。
おもろいんですが。
が。
なんか、振り切れていないというか。
タイトルにリベンジって入ってるだけあって、そこここにリベンジが散りばめられてはいるんですよ。
復讐が復讐を呼ぶ的な。
1番最初に復讐を始めたのは誰だったか、的な。
イケメンマッチョのダニエルと、ややチー牛なクリス。
たぶんクリスは、ずっと抑圧されていたんじゃなかろうかと。
そこからの、ふとした過ちからの、復讐の連鎖へと続くんじゃなかろうかと。
深読みするとそうなるわけです。

んが、イマイチ楽しめませんでした。

そこらへんの描写、そんな長くいる?みたいなところも多かったし。
60分でよい。
もっとコンパクトにできるはず。
いろいろと登場人物が放置プレイされます。

もっとシナリオ絞り込んでもよかったかもなー。
やりたいことはわかるんすけど、なら、もろもろ絞り込んでもよくないか。

冒頭の空撮を多用したオープニングはちょっとおもしろかったです。
おもちゃっぽくて、全体に滑稽に見せてる。
イチオシはそこかなぁ。

場面数少なくて、コスパはよさそうです。
観て損はしないけど、うーん。

クリス役のスターリング・ナイトの今後には注目しておきます。