このレビューはネタバレを含みます
お涙ちょうだいのところもあるし、セリフで説明し過ぎなところもあるけど、基本的には素晴らしい映画だと思う。
風景とその中の人々の生活をリアルに描くことで人間の生活への愛おしさをあらわしているような、表現するうえでの土台のようなものを作り上げた上でそれが災害などによって壊されていく。日常の儚さを常に新海誠監督は追っているように感じる。
また物語の中に必ず縄文古層から続くような文化や巫女体質の人物などが出てきて物語の重低音を奏でる。
いろいろ批判はあるが私は国民作家、新海誠が誕生したことを記念する素晴らしい映画だと思う。