たっかん

君の名は。のたっかんのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
5.0
恐らく映像美や詩的なセリフ、RADWIMPSの音楽、ストーリー、これらの素晴らしさについては他の人のレビュー、テレビ等でがっつり触れているでしょう。私も本当に素晴らしいと思ったし、観ていて本当に幸せだった。神木隆之介も上白石萌音も本当に素晴らしかった。

1点あんまり映画と関係ないかもしれないが、感じたことを記しておく。
自分の生きることのヒントになったのは、この社会に規定されない世界の存在である。社会的に社会で生きるのは本当に大変で、排除されたり、うまく立ち回れなかったり、所属感を得られなかったり、檻の中に入れられたり、そういう事がこの社会では多々ある。個人的にはそう思う。そんな時に、社会の外にある世界に触れられれば、世界に自分の所属感を得られれば、多少は生きやすいんだろうなと思った。帰れる場所、戻れる場所、OKな場所。どんなに社会の中がつらくても、社会の外に帰属できればなあ。ムスビ、ですね。