新海誠監督作品としては初の大規模で公開された作品。主人公の少年少女の入れ替わりを描いたラブストーリーとなっている。
ある朝、不思議な夢から目覚めた主人公宮水三葉はこれまた不思議な感覚に違和感を感じ…。
『君の名は。』は新海誠監督作品の様々なオマージュや対比、ファンならニヤけてしまう演出などをふんだんに詰め込んだ、一旦の集大成のような作品だ。今までの作品よりも大衆向けになっており多くの年齢層を対象に楽しめる作品だろう。
作品全体の印象としては運命や赤い糸を題材としたファンタジーな恋愛モノという印象だったが、新海監督の若干不必要なこだわりやもっと改良出来るシーンがあったとも感じた。プラス終盤の必要のなさそうなワンクッションなど消化不良な点もあり惜しさが残ってしまった。
