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君の名は。のumdのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

やたら綺麗な映像と現実の美化が半端なくて面白かった。
ストーリーも強引さを目をつむれば、意外で良かった。

でも、いろいろ突っ込みたくなるような所はあって、まーいっかと思って見た。
特に、避難を呼び掛けるときの友達のノリの良さ。ありえねーと思ったけど、今考えれば人も美化されちゃってる。
隕石が来るのに御神体に向かっちゃったのも、なんでやー!って心のなかで叫んだけど、理屈抜きの年頃だしアニメだから楽しめた。

見終わったあと誰かに君の名はって言いたくなったから結構ハマったかも。10代に見てたらもっとハマってたと思う。

ざっくり筋立てをみると、被災地を忘れてた少年が、被災地を身近に感じることによって、後の人生、就職に影響をあたえる話になってる。

つまりテーマは、被災地との距離を短くすること。

時間的な距離。心理的な距離。物理的な距離。これらを結ぶ線として、彗星、紐、電車などが視覚的に使われている。

点と線のモチーフは映像でふんだんに使われいて、こんなにヒットしたのも、これらのテーマが恋のカタルシスと同時にあったからだと思う。
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