このレビューはネタバレを含みます
男女の中身が入れ替わるという良くあるファンタジーと思ったが、縁というテーマで入れ替わったことでうまく構成がとれてると思う。
途中まで入れ替わった時の男女の違いあるあるで、コメディ感覚で進んでやや単調だが、主人公が男の子だけになり女の子を探しに行くストーリーに変調したのはすごくよかった。
関係ないように見えた女の子の神社関連の組紐、お酒などあとで2人とって大事なキーアイテムになってるとこは丁寧に作っててのめり込んだ。
特にマッキーのペンで通信する手段は胸キュンポイント。ネタバレで2人がいる時間は3年ずれていて、このまま行くと彼女は死んでしまうというところ男の子が助けに行くシーンがあるが初めて出会うシーンは、ためてためてのシーンでもっとラブストーリー的というかもっと感動的に作ってしまいがちだが、淡白でお互いに駄目出しするシーンはさっぱりしていてよかった。おっぱい揉んで泣いて感動するシーンもよかった。
流れ星が落ちてくるシーンはすごく幻想的でこの映画を思い出す時は必ず出てくると思う。
ここで、RADWIMPSが…。
RADWIMPSいい曲だが流れ過ぎて、しつこい。PVみたいにアニメより曲メインになってしまったのは残念。同じ曲流し過ぎ。でもそれくらい神がかってる。
しょうがないかもしれないが君の名は。ってタイトルつけてるからかもしれないが、簡単に、しかも都合よく名前忘れ過ぎだが、ストーリーがよかったのでさほど気にならなかった。
少なからず大きな残念ポイントが映画として着地が曖昧すぎた。5年後の描き方が雑で2人が出会うシーンも山の上で出会うよりとカタルシスなくて残念。ただ、きっと運命の人はこういう風に出会うんだろうなと暗示してるのかなと解釈しました。
でも新海誠監督が作る映画は世界観がはっきりしてるので日本を代表するアニメ監督になっていくと思う。
新海誠、原恵一、細田守がいるので安心して宮崎駿は引退したのだと勝手に思う。
好き嫌いが分かれると思うが間違いなく2016年を代表する作品になると思う。
