ウニャ

君の名は。のウニャのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

評判の割には観ていて辛かったし怖かったし疲れた。手放しで良かった!とは言えない。そもそも私自身が細かいところが気になる性格でその割に頭が悪いので、こういう時間が交差するストーリーは苦手であることを思い知らされた。作品としては良かったけど、新海誠の頭の中はどうなっているのか。



そういった意味も含めて、この作品の対象に私という人間は入っていない。君の名は。は、高校生ぐらいがターゲットで1番楽しく観られるのではないか。それ以上だとおそらくむず痒くて辛い。それは思春期が終わったということに他ならず、大人であるということの実感なのかもしれない。



まず、口噛酒の件、四葉が売っちゃえ的なことを言ったところで完全に冷めた。それに対して三葉の返答が、え、それ?みたいな。これは入れ替わった後の揉むって行為が繰り返し出てきたことにも言えることで、作成者が雄である。別にフェミニストではないが、なんていうか、それ映さなくて良かったよね?みたいな。



それに嫌味な同級生もよく分からない。何ポジ?必要?三葉の気持ちはそのままでも分かるから、そこをあえて突っつく必要はなかった。瀧と入れ替わって、ちょっと反抗してくるシーンを入れたかっただけでしょう?三葉じゃないんだよってやりたかっただけで、そのくせ仲の良い友達とかは入れ替わっていても普通に接してるのは何故?反抗シーンだけなら父親使えば良かっただろうに。


などなど、この作品には納得できないところがやや多く、そして観て楽しいみたいな気軽さがない。他の人の言葉だけど、童貞臭みたいなものも分かる気がする。スッキリしない。キャチーに見えるけども、親とは一緒に観られないやつ。


空と背景は綺麗だった。あと神木隆之介くん凄い。上手い。
ウニャ

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