なるほど画期的な映画です。ストーリーは味付け程度で、映像と音楽が感覚に訴える力を最大限利用しています。
ストーリーについては、是非を論じてもあまり有意義ではないと思うくらい、どうでも良い感じになってしまいました。また、くちかみ酒絡み、胸もみ絡みのどうでも良さは半端ないです。
とはいえ、二人の声が揃うとか、空に描く軌道の神秘性、キラキラの美しさ、流れる涙、などなどそういった動物の本能に訴える要素を、脈絡はさておき怒涛のコラージュで浴びせられるとある種の情感が生じることは否定できません。
この作品がやり切ったことは画期的で、このジャンルはあり続けるでしょう。ただ、この手法はいくらでも模倣することが可能で、どんどんアップデートされると思います。