君の名は。のMizuhaのネタバレレビュー・内容・結末

4回目。
改めて地上波で見直して、なんでこんなに心を揺さぶられるのか、鳥肌が立つのかやっぱり言語化できずにもやもやしていた。1回目に映画館で観たときは、映像の綺麗さと都市と地方の対比のなんともいえない世界が繋がっているようで離れているような感覚でいっぱいいっぱいだった。

でも、父がこれって東日本大震災の被災者へのメッセージもあるんじゃないか？と。
本来なら自然災害で亡くなっていたはずの三つ葉と、例えばまだ行方不明のまま遺体すら発見されない大切な人を重ね合わせるとか。でも、最後のシーンのように東京で偶然出会う瀧くんと三つ葉のようになれるんじゃないかという、希望とまでは呼べないしただの慰めでもないけど何らかのメッセージが込められているとも考えることができるかもしれない。
時系列や空間を超えて人は結ばれていて、大切な人をこの三次元の世界から「亡くして」いたとしても、きっとどこかでまた会えるよね。と思わせるような、一見つじつまの合わない曖昧なストーリーが好き。
捉えようのない中でも、笑いや恋愛、青春の要素があるので万人が飽きずに観られるのだと思った。