くさむすび

何者のくさむすびのネタバレレビュー・内容・結末

何者(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見なかったことを後悔。豊作と言われてる2016年の邦画を象徴するような作品だと思う。就活のことなんて考えたことなかったので、大変そうだなと思った。
自己、アイデンティティを確立して内定をもらった者たちを妬み卑下する「何者」でもない自分。佐藤健演じる拓人のTwitter裏垢で吐露される嫉妬がどんどん暴露されるシーン、そして二階堂ふみ演じる理香に捲し立てられるシーンはTwitterという承認欲求の塊みたいなものに依存している自分に言われているような気がして、それでもこういう人タイムラインによくいるなとも思ったし、ドキッとした。何故拓人はこんなにも危機感がないのだろうと思ったけど、冷静になって友達を悲観することが彼のアイデンティティかもしれないし、そんな位置に安住している彼が成長してるともとれるラストは、就活というものの意義を感じた。まだ経験したことないので分からないですが。
よく見ると、冨手麻妙や藤原季節、萩原みのり、土村芳、前原滉など色々な人が出ていた。
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