このレビューはネタバレを含みます
佐藤健が就活する映画。
序盤から中々イヤなムードが漂ってたけど、終盤にかけての畳み掛けは恐れ入った。「頭の中にある内は傑作なんだよ」のタイミングとブーメランっぷりがエグい。だがしかし、ラストで佐藤健がビルから出ていく後ろ姿はなんだかとてもポジティブで、この映画自体はとても爽やかに終わるのが妙に心地良くて不思議。
キャラも皆ハマり役で良かった。あの佐藤健がこんな凡人就活生に見えるのは驚いたし、二階堂ふみの自我強め学級委員振りは見事だったし(グループディスカッション…!)、岡田将生の気取った大学生振りも良かった。中でも、まったく同じ名前であんな風貌であんなキャラでバンドをやっていた友達が居たので、菅田将暉の光太郎役はかなりのシンクロ率だった。
就活2年やるメンタルはエグい。