グラッデン

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>のグラッデンのレビュー・感想・評価

3.8
フット団の首領・シュレッダーを倒し、ニューヨークに平和をもたらしたタートルズ。しかし、彼らが街を救ったことを街のほとんどの人は知ることはなく、彼らもまた影の中での生活を続けていた。しかし、刑務所への移送中のシュレッダーが脱走したことから、再び危機が街に迫る。

マイケル・ベイ製作の『ミュータント・タートルズ』シリーズの第2作。前作も劇場で鑑賞したが、個人的には本作の方が楽しめたと思う。元々、本シリーズは80年代から90年代にかけて制作されたアニメ・映画版が良作だっただけに、前作鑑賞時にオリジナルで過去作を超える難しさを感じていたりもする。その点では、本作は、87年制作のアニメ版に寄せたエピソードになっていたことから、旧作ファンはかなり楽しめる内容になっていたのではないかと(私を含む)。

また、鑑賞前の予想通り、アクション等の場面では、相変わらずのマイケル・ベイ印のゴチャゴチャ感が全開(笑)しかも、前作ではそこまでなかったガジェット要素も多かったりするので、一層際立っていたかもしれません。

一方、シュレッダーをはじめ、前作よりも敵役キャラは豊富だっただけに、バトルシーンの見どころが少なめだったのは残念。とはいえ、ビーバップ&ロックステディは、凶暴さとコントキャラの双方とも良かったので今回の登場は嬉しかったりもする。