ぞんびちゃん

パラドクスのぞんびちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

パラドクス(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

推しがおすすめしていたので鑑賞。
ヘレディタリーと並べておすすめしていたので薄々察してはいたけど、とても気持ち悪い映画だった(褒め言葉です)
地獄みたいなカーセックスシーンは特にアリ・アスターぽさを感じた。

5億年ボタンを彷彿とさせる内容だった。ひとつの場所に囚われる期間は35年だし、(閉じ込められる場所にもよるだろうが)ご飯はあるし、眠れるし、5億年ボタンよりはずっとマシかもしれないが。

最後の怒涛の畳み掛けで理解までに時間がかかった。終わってからもどういうこと?と困惑する場面が多く、解説を見てやっと納得。

登場人物全員があまりにも報われなさすぎる。人は歳を取るにつれ不幸になる、というメッセージがふんだんに込められていたけど、それにしても彼らの人生は酷すぎではないか……。せめて現実世界の彼らが幸せになってくれなければ、ループ世界に閉じ込められた彼らがあまりにも浮かばれない。悲しすぎるよ……。

ハムスターが増殖していなかったのは"物"として扱われていなかったんだろうか。だとしたらあのハムスターは35年生きたことになるけど、何か意図があるのだろうか。