映画館で鑑賞。
こういうの大好きです！
アイリス・アプフェルもそうだけど、魅力溢れる人を密着した
映画って人生のすばらしさと勇気をもらえるんですよね。
ニューヨークの街角でフォトグラファーとして写真を撮ったり
ときどき俳優をしたりしてニューヨークで暮らしているマーク・レイさん。
でも彼には、あまり人には言えない事情があったのです。
それは、家がないこと。
そして、ニューヨークのビルの屋上に不法侵入して寝ていること。
本人も言っているとおり単なるホームレスとは違う暮らしですが、
それでもすべての私物をジムのロッカー４つにおさめ、
トイレで顔をあらったりひげを剃ったり、時にはジムで服を洗ったり。
寝る場所へいくのにも足音と人影をうかがいながらこっそり。
一瞬のやすまる時もありません。
それでも、それを全く感じさせない風貌とスタイリッシュな５２歳。
ニューヨークにしがみつくためにありとあらゆる手段を駆使している
ようにかんじました。
映画のあとで買ったオフィシャルブックによると、ニューヨークは
家賃が年間で約１２％上がっているらしいので、
住むためだけで大変な苦労を背負い込まないといけない人たちが
たくさんいるのだと思います。
この生活のおかげか、マーク・レイさんとても魅力的なんですよね。
いま日本で就職活動中だそうなので、いい仕事がみつかるといいですね。
