YokoGoto

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のYokoGotoのレビュー・感想・評価

3.3
ー失う事への恐れー

2015年のオランダ映画ですね。
何不自由なく暮らす貴族のヤーコブが、母親が亡くなった事をきっかけに、自殺を考えるが、なかなか自分で自殺できないので、事故に見せかけた自殺ほう助を行うサービスを生業にしている業者に頼んで自分を殺してもらう事を決断するというお話。

実際に、こんな事をうけおう業者はないので、コメディタッチのファンタジーという感じ。

満たされている事が、必ずしも生き生きとした人生と直結しているという訳ではないというあたりは、なかなか理解できます。むしろ、失うことへの恐れがある方が、人生に立体感を感じるという。

ただ、途中までのコメディは、なかなか軽く観られるので良かったのですが、彼女とのカラミやラストのオチは、ちょっと強引だったかな?という印象でした。リアルとファンタジーの線引も曖昧で、中途半端にも見えます。(すいません)
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