【聖書を作り直したら】
原題は"LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT"(まったく新しい聖書)。
世界をパソコンで支配している横暴な中年男の神、夫に忍従しているその妻(女神)、神の息子であるイエス、そしてその妹エア(ピリ・グロワーヌ)。
横暴な父=神に反逆して、娘エアがすべての人間に余命をメールで知らせた上で世界に下り、様々な人間と出会いながら、新・新約聖書を作ろうとする、という奇抜な筋書きの映画。
様々な人間が神の娘と出会うことで抱えていた悩みを解決していく。
他方で、横暴な神=中年男をかなりコケにしつつ物語は進む。
キリスト教にもつきまとう父権主義に対する批判、なのかな?
映画を見ている間はそこそこ面白いと思う。
でも、まとまった感動のようなものは湧いてこない。