歌代

悦楽交差点の歌代のレビュー・感想・評価

悦楽交差点(2015年製作の映画)
4.6
ピンク映画初体験。なにこれ、とんでもない傑作だ…!!

交差点を過ぎる女性を数えている中年男性。「1000人目は俺の嫁…」と呟きを繰り返す。
美人、スローモーション、そして1000人目のカウント。
彼のストーキング生活が始まる…。

5年後。主人公は、その美人・真琴を遠くから眺め、ゴミ捨て場からゴミを拾い、読唇術まで学び立派なストーカーと化していた。
真琴は若くて順風満帆な好青年と結婚しており、幸せそう。
一方、主人公はというと幸せそうだけど誰がどう見ても冴えない生活。
ひょんなことから彼は真琴の夫の不倫現場を目撃してしまい…。

恋愛モノとしてかなり指折りレベルで好きですこれ!!!
ちょっとネタバレに関わる部分はコメントに残しますが、最高です!!
僕はどこまでも相手に幻想(自分の中の理想)を重ねるのが恋で、相手のことをちゃんと見て受け入れた時が愛の始まりだと思っているのですが、それでいうとこの映画は恋も愛も描いてる!

もうとにかく観て!!!!
僕は何度か泣きそうになったし、ラスト泣きました。

この物語は交われない2人が交わる瞬間です。
まさに悦楽交差点。
最高です!
歌代

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