悦楽交差点の作品情報・感想・評価

悦楽交差点2015年製作の映画)

上映日:2016年08月21日

製作国:

上映時間:70分

4.0

あらすじ

通行量調査をしているフリーターの春夫は、繁華街の交差点で運命の女性・真琴に出会う。 人妻の真琴をストーキングする春生は、彼女 の夫が浮気をしている事を知り...。こんな愛もアリ!?美人妻とストーカー男のピュアで歪んだ性愛模様。

「悦楽交差点」に投稿された感想・評価

Qinemagic

Qinemagicの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

城定秀夫×古川いおりが2度目のタッグを組んだピンク映画。タッグ初作の悲しき玩具に比べてお話が大分面白かったし、エロ度も程よく高くて古川いおりの二面演技が最高だった。鑑賞後男女で全然違う感想になりそうな構成だったけど、まあこのジャケットじゃ女性は観ないよね。勿体無い。
TKR

TKRの感想・評価

4.0
おそらくゲリラ的に撮ってるであろうロケシーンとか、限りなく低予算かつハンドメイドな作りにも関わらず、ちゃんと面白くなってることにただただ脱帽。「人生タクシー」でも思ったけど、おもしろい映画はどんな方法でも作れるんだなあ、と。
kaz

kazの感想・評価

3.0
うーむ。

一部で評価されていたので、期待して観たが、大したことない。

お話に捻りを感じるし、演出も良いように思うが、何か入り込めない。

ピンク映画なので、そりゃそうでしょうよという話なのだが、絡みのシーンが多い。観ていて飽きる。

星は3.3くらいか。

女優さんは美人だったが、不倫相手の方が好みだ。


あと、CHENGIて。
三太

三太の感想・評価

3.8
この手のエロ要素主題のB級映画は監督、脚本、構成、演出、役者の演技、つまり作品の構成のすべてが押しなべて中途半端で破綻しているのが大方の作りであったが、今作はそのような先入観をよい意味で裏切ってくれた

役者はAV女優と無名の男優だが、しっかり人間の悲哀とか情念とかの性を演じてくれている。しかしそれは常にコミカルで重さはなく気軽に見ていられる

特に古川いおりがよくて、ストーカーにダーツの矢を刺す時の吹っ切れたような純真無垢な表情とかグッとくる

古川いおりは最後地べたに這いつくばった男に対して何と言っていたんでしょうかね

しかしなんといっても一番グッとくるのは、レビューを書いてる方々の作品に対する熱い思いですからっ!
temmacho

temmachoの感想・評価

3.8
いいです。
とってもいいです。
古川いおりは美人になったね。
T

Tの感想・評価

4.4
久しぶりに城定作品の大傑作に出会った気がする。通行量調査のバイトで1000人目を嫁にすると決めた男の切ないストーキング・ラヴ。隣の家の窓から女性を覗き、学んだ読唇術によって食卓で疑似会話を楽しみ、デリヘル嬢で疑似セックスをする発想力が素晴らしい。ストーキングも極めたら一芸かっていうくらいのプロフェッショナルさに驚く。主演の古川いおりの2面性が、まさにAVで培ったであろう演技でめっちゃ良い。男が女を覗く時、女もまた男を覗いているのだ…。映画業界はロマンポルノリブートよか既存のピンク映画に焦点をあててあげるべき。
愛されちゃって、マフィア 恋におぼれて 氷の接吻を超えるのぞき映画  
退廃的な生活を送っている侘しい中年男(麻木貴仁)が、面識のない人妻(古川いおり)を横恋慕するうち、自分自身の妻だと錯覚するようになってしまう。ストーキングを題材にしながら、男女の情欲を綴っているピンク映画。

本作はピンクの老舗・大蔵映画による新企画の一編。通常版を成人映画館で公開した後、修正版を一般映画館で公開する、という興行形態が取られている。

主人公のストーキング能力とバイタリティに驚愕しながらの鑑賞が醍醐味。ゴミ袋から個人情報を仕入れたり、ラブホに入った不倫カップルの隣室を即座に抑えたりなど、個人的フェイバリット作品の「オールナイトロング3」(松村克弥監督)を想起させる要素が多い。

「貞淑な妻を演じる生き方」に喘いでいる人妻が、第三者を刺激剤として利用するという論法は、日活ロマンポルノにおいても使用されている紋切り型。女性の聖性と娼婦性に翻弄されて、人生を破綻させていく過程など、セックス劇の要点が至極簡潔にまとめられている印象。編集の妙により、ドラマがテンポよく進行するのが、とにかく気持ち良い。
satoshi

satoshiの感想・評価

4.6
 昨年、映画評論家の方々が大絶賛していたピンク映画。「皆殺し映画評論家」柳下毅一郎氏に至っては、2016年のベストにまでしていました。そうなると気になるのが人情というものです。そしてつい最近、「キングスマン」をレンタルしようとTSUTAYAまで行ったら、偶然にもレンタルされているのを発見。「キングスマン」を後回しにして、本作をレンタルしました。

 「ピンク映画」というものは、映画的にも評価されているものも多々ありますが、AVがライバルと言われるように、多くの観客は、自らの性欲を満たすために観ています。そして、そう作ってもあります。それがピンク映画ですから。ですが、本作「悦楽交差点」は、そのような「画面の中の女優を欲望の対象として見ている」我々のような男性の顔面をぶん殴る、完全「女性上位」映画でした。

 「千人目の女を俺の嫁にする」そう誓って通行量調査をしているフリーターの春夫。そんな中、彼は交差点で運命の女性・真琴と出会う。五年後。春夫は人妻(ちなみに旦那は大手会社の部長)である真琴の家の隣に引っ越し、彼女をストーキングしていた・・・。

 序盤はこのストーカーのように、女性を欲望の対象としか見ていない男たちが多く登場します。春夫の同僚2人の会話は「デリヘル女がブスだった」とか、「あれとはやれんわ」とかそんな会話ばかりしていますし、春夫は春夫でストーカーですから。読唇術とか勉強しちゃって、真琴との仮想夫婦生活を満喫しています。真琴がセックスするときなんてわざわざデリヘル嬢呼んで同じプレイまでさせているんですよ。このデリヘル嬢も序盤は男にすがる描写が多いのです。

 ですが、この真琴という女は実は腹に一物持っていて、「自分はセックスしてりゃいい生活ができる勝ち組」と思ってるのです。「夫婦」という関係性を持ってるとはいえ、本質的には先ほどのデリヘル嬢と同じです。

 このように、序盤は圧倒的「男性優位」の世界です。しかし、中盤、この構図が一気に逆転します。ストーカーされる側とする側が逆転し、最終的には女が男を性的に支配し、自立する話になるのです。あることを機に、浮気してる旦那を尻目に、真琴は春夫とのセックスに明け暮れるのです。ここから伝わってくるのが「相手を選ぶのは自分」という彼女の考え。ここで、もう女性は「欲望の対象」としてではなく、1人の自立した人間として、セックスしてるわけです。
 
 ここで、「見ている」のは我々観客も同じです。春夫は、ある意味で我々自身でもあるのです。つまり、本作は春夫を通して我々自身を映し出すことで、我々自身を批評的に見せているのです。そんなときにこの逆転劇ですから、我々、男としては、何も言えないわけです。

 さらに止めとばかりに終盤、春夫は真琴にプロポーズします。そのためにダイヤまで買って。「これでこのストーカーはハッピーエンドに行くのか」と思わせておいて、そうはならない。あのシーンからは、「ダイヤ買えば女が靡くなんて幻想は捨てろ。そんな安くねぇよ」という声が聞こえます。本作を観ると、男など、ラストのように女を追いかけることしかできない存在なんだなと思わされます。唯一の救いは、ラストの「頑張れ~」ですかね。

 本作の特徴的なこととして、映画としても、とても面白いということが挙げられます。シーンの省略とか、見る・見られる関係の逆転とか、伏線の張り方とかですね。城定秀夫。恐ろしい監督。
ILC

ILCの感想・評価

4.8
城定監督作品は昔ケーブルテレビでやっていたデコトラギャルを観た時以来の鑑賞。昨年一部の間で話題になってたので気になっていた。結果、想像以上に良かった。ラストのあの疾走感はマジでたまらん。全体的に絡みがもうちょい少なければ満点だった