歌代

街の灯の歌代のレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.2
サイレント映画って今だと敷居高く感じるけど、当時は音がなくても大衆がときめいていたわけで全然敷居高くない。むしろ、音が無くても楽しめるってことがどれだけ凄いことかは今だから想像できること。
映像のエンターテイメントとして画の質がめちゃくちゃ高い。もっと観たい。

なにより時代のことなんかわすれて爆笑できるし、爆笑するだけじゃない悲しみが全編にあるのです。

ラストはとても有名なショットで「この映画だったんだ!」と気づく。
なんて哀しくて、なんてチャーミングなラストなんだろう。
ふっ、と映画の時間から解放されたときに力が抜けた。
歌代

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