還暦を迎えた老人コンビ（池島ゆたか＆牧村耕次）と冴えない中年男（荒木太郎）の3人組が、若かりし頃の性エネルギーを取り戻すべく、セクシーな女性講師を招聘する。草臥れた男たちのワンスモアを描いている、オーピー配給のピンク映画。

"ピンク映画の雄"とも称するべき男優陣が、セルフ・パロディのような役柄を好演。女体を相手にした"かぶりつき演技"が伝統芸能の領域に入っており、思わず「いよっ、池島屋！」などと声を出したくなる。

3人組をレクチャーする女性講師（佐々木基子＆淡島小鞠）は、肉体作りを推進するフィジカル系と妄想力を推進するスピリチュアル系に分派。艶笑喜劇としてのバランス取りが巧妙であると同時に、"未来の自分"を見ているような気分にさせられる。

濡れ場では、女性との交合に関心をもたない中年男が、ガスマスク越しの顔面騎乗に興じるシーンが絶品。謎の女性（華蝶楓月）を絡ませながら、高齢化社会における幸せ探し、ひいてはセックスの格差社会を説いていく論法もまた素晴らしい。

ゲートボール場ちょっとは手入れしろや！
ダラダラとしてて長く感じて見てたけどオチは全く見事だな。
池島カントクのオナポーズやクンニ顔アップがキモい...