おしゅん

ダンケルクのおしゅんのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.1
全く新しい戦争映画。
普通、戦争に関する映画は、主人公のさまざまな背景を描き、主人公の心情を感じ取っていくものが多い。しかし、この作品は主人公について何も説明されず、ドイツ軍から逃げるところから始まる。ダンケルクの戦いを主人公視点の陸、イギリス・フランス軍を援護をする視点の空、一般市民が民間船で助けに来る海の3つの視点から描かれる。面白いのは陸は1週間、空は1時間、海は1日の時間で異なる時間で描かれている点だ。時間の感じ方の違いを利用してそれぞれのサバイバル劇をうまく描いていた。しかし、全く登場人物の背景が描かれないため、映画に見入ることが難しいため、映画の評価の分かれるのだと思う。ダンケルクの戦いの知識をYouTubeで入れてから、見るのをお勧めする。最後はきっと今までにない安堵を映画で感じることができるだろう。
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