このレビューはネタバレを含みます
記録_20210523
ダンケルク撤退組の一週間。民間船の一日。空軍パイロットの一時間。
陸海空軍の物語。
救出した数を見れば撤退は成功。でも撤退できなかった人や撤退作戦のために命を賭した人、一人一人を思うといたましい。
ファリアはなぜ脱出ではなく敵地に舞い降りる選択をしたのか。
ピーターは友人ジョージの死に何を思ったのか。
ギブソンの最期が切ない。彼は何度も人に手を差し伸べたのに、最期に彼に手を差し伸べられた人が居なかった。
視点が三つで初見でついていくのは大変な部分もあったけど、それぞれの場面で重なりあう事象が散りばめられていたことで、多くの人が祖国の仲間を救うため一丸となって動いていたこと・それが一つの結果的に収束していくことが伝わってきたように感じる。
ノーラン監督の映画は何回もみること前提で、それぞれでみたときに感じること・分かることが違って楽しいと思えたらあんまり苦じゃない(笑)
ウィキペディアでダンケルク撤退の作戦について読んでから鑑賞。読んどいてよかったかも。