映画(創作物)にあるまじき、ドラマチックを排除したリアルな感情。淡々としている、というか疲れ切っていて、もう抵抗の意味が無いと知っている兵士たちが転がる死体を無表情に押し退けて、それでも生にしがみつき、帰郷を目指す。たまらない。
一週間、一日、一時間。それぞれの目線から追っていき交差するシーンは、巧みで鳥肌もの。
そしてトムハ〜〜〜〜!百人中百二十人がトムハ好きになってしまうでしょこんなん…は…?好き…。
テネットでは驚きのクソ野郎っぷりを披露していたケネス・ブラナー、今回は最高!好き。マークライランスも良かったし、「どん底作家の〜」で気になっていたアナイリンバーナードもとても良かった。