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ダンケルクのARANのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.6
果敢に戦う兵士を描いた戦争映画ではなく、ただ非力に逃げ惑う兵士を描いた作品。その己の非力さを分かってたからか、ハリースタイルズ演じる兵士は群集からの非難を恐れていたが、国民からは図らずしも歓迎される。毛布を配ってる盲目のお爺さんが言っていた通り、生きて帰ってきただけで十分なんだと。戦争はそれほどまでに凶悪で過酷で残酷な世界。戦闘機に攻撃され沈没する船艇。船の重油が漏れて火の海と化し、燃えながら溺れ死んでいくという地獄。そのような戦争がもたらす残酷さを描いていた。ただそんな中でも最後まで人を救おうと果敢に戦った男達がいた。作中のトム・ハーディ演じるファリヤのような空軍パイロットや、徴用された民間の船舶の操縦士達。彼らのお陰でダンケルクの奇跡が起こった。
クリストファー・ノーランと戦争映画という見た事ない組み合わせだったけど、自分的にはあんまり好みでは無かった
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