40万人を救出したダイナモ作戦をノーラン監督が映画化。
刻々と迫る敵の恐怖を、説明なく、セリフも少なく、敵を見せずに、臨場感のある映像で描ききる。見応えのある映像でした。
ノーランらしく、陸、空、海での闘いを時間軸で進めながらクライマックスで結実するのは見事。
最後まで見入った106分だけど、戦争映画を作ることへの製作側の“想い”みたいなものがあまり感じられない気がしたのは、淡々としていてカッコ良すぎるからかな。
ノーランといえばハンス・ジマー。大変素晴らしいのだけれど、ひと時も鳴り止まない緊張感をあおるサウンドが時々ウザく思えてしまった。
ひと通りノーラン作品は観終わったので、後は『オッペンハイマー』を楽しむばかり。