ノーランが実話を撮ってどうするの…？と思っていたが大間違い。
100分ひたすら大迫力の中で緊張しっぱなし、気付いたら肩で息をしていた作品は初めてかもしれません。
映像、音楽、最小限の台詞で魅せる演出、群像劇が最後にひとつに収束する締め。どれをとっても本当にお見事でした。
演出に一役も二役も買っていたのがハンス・ジマーの音楽。音響効果が素晴らしく、鑑賞後の疲労は物凄いものでした…。
戦争の悲惨さ、惨たらしさも実感でき、最小限の台詞の中で登場人物を描ききるのも見事（監督曰く、台本は76ページしかないそう！）。すっかり感情移入してしまい、最後は思わず涙でした…。
もう一度、できるならIMAXの大画面で観たいけれど、それもどうしよう…と考えてしまうほどの疲労感（笑）。
ただ、（少しの背景知識を入れながら）スクリーンで鑑賞する価値は大いにある作品です。素晴らしかった！
