84点
ダンケルクで行われたダイナモ作戦を防波堤・海・空の3パートで描く。
3場面の時間進行速度をバラバラにした、練られているのか練られていないのかよく分からない脚本に位置関係がイマイチ把握できない編集など完成度は低く同年に公開された『ハクソー・リッジ』の方がその点は優れていた。
なのになぜこれ程面白いのか。やはりノーランの演出力、ダイナミックな画作りで派手な場面を的確に派手に見せる。後はハンスジマーの音楽には大きく救われている部分もある。
ノーランがダークナイトシリーズの時から描いていたヒロイズムあるいは、エゴイズムvs誰かを救う愛は今作の根本なテーマ。
