ケソタ

ダンケルクのケソタのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.3
これまで僕が見てきた戦争映画は、どこか英雄的な側面があった。

映画の大きな目的が娯楽であるならば、それは必然だと思う。

だか、このダンケルク。
違った。

ダンケルクという出来事を未来から覗けば、それは奇跡とも形容できる歴史。
だがその中に転がっているのは、淡々とした無慈悲な現実である。
死亡フラグもなければ、予定調和もない。
恐ろしいまでの現実を、ノーラン監督に喰らわされた。

それほどまでにシーンひとつひとつの描写が克明で、生臭い。

映画ってすごいなあと、この映画を見て改めて思った次第です。
ケソタ

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