没入感MAX!これぞ映画館で観るべき映画!
最初の銃声で緊張感が高まった。そこからは息つく暇もなく物語は進んでいく。
ダンケルクからの脱出を陸、海、空の三視点から描くという斬新なスタイル。これが非常によかった。
何度脱出を試みようとも、瞬く間に爆撃を受け、絶望に打ちひしがれる人々。
そんな危険な場所になんの武装もなく向かう無謀で、勇敢な人々。
空からの激しい攻撃を防ぐ最後の砦となった人々。
これらが交互に描かれ、緊迫感が増す。
そして、これらが交差する興奮。
また、三視点からの描き方に加えて、この映画の特徴となったのは敵の顔が一切見えないところだろう。
どこから来るか全くわからない、そしてどこからでも襲うことのできる敵の存在は観ているものの恐怖を煽る。
映像の美しさ、リアルさはもちろん、爆撃、銃声音の激しさ、そして、迫り来る何かを暗示するように鳴り続ける時計の音。
映画館で観れてよかった。