戦争映画らしくない作品
戦争映画なのだけど、そんな感じは全くなかった。個人個人を深く掘り下げていないし、時系列にも工夫があり新しく感じたからだろうか。
撮影はいわずもがな、クリストファーノーランらしさ全開で美しいとしか言いようがない。極限までリアルを求めていて、特に最後のシーンは美の頂点ともいえる画だった。
リアルさを追及してるが、血生臭さは全くない。最後まで美しさを描きたかったのかと思う。場面場面は小さいかもしれないが、一つの大きなドラマがあったし、それでいいと思える作品だった。今までにはないため、賛否両論あるのは理解できる。
戦争映画らしさはないが、これが新しい戦争映画なのかもしれない。