2017.映画館、2017.12.機内鑑賞 思い出し
淡々と、冷徹に、主人公無き物語が描かれる。映像は圧倒的だし、冒頭から緊張感の連続。
海からの寒風が映像越しに伝わってくるのか、緊迫感からか終始身震いしてるような感覚。
3方向の異なる時間軸のベクトルがある一瞬に集約してまた解散するという流れは、アモーレスペロスを思い出させた。
一定以上に素晴らしいのは間違いないのだか、冷徹さに徹した映画故に、これまでのノーラン映画に満ちていた極上のエンターテイメント性が薄まって見えるのだろうか。
同時期に見た戦争映画としては、ハクソーリッジの壮絶さ、恐怖にはやや劣るという印象となってしまうのが惜しまれる…