珍妙な味わいのロシア産近未来SF
やはりロシア製というのが興味深い点。
何かざっくり粗くて大味なんだけど嫌な感じがせず奇妙に楽しかったりする。
これがアメリカ映画だと手慣れて上手いんだけどどこか嫌らしく愛せないと感じられる場合が多い。余りにも主観的感覚的表現にはなっちゃうけどさ。
ラストは小さな視点ではハッピーエンドかもしれないが、惑星規模(そこに住まう住民にとっては)の大きな視点では不幸だったかもという結末みたいだが、資金が尽きて状況説明だけで無理やりシャットダウンしたみたいなテキトーさも感じられた。
暇を持て余す鷹揚なタイプであれば意外にゆったりした気分になれるかも。
ロケ地の不思議感など個人的には結構な珍味だった。
2.8の三ツ星
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