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映画 聲の形のsmalltalkのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.1
青春もの

いじめのシーンもあり、賛否もあると思う。決して観終わってスッキリとはいかない。

気になっていたが、進んで観ることも出来なかった。

TVで放映されていたので、ようやく観ることが出来た。

そして観て良かった。

余韻が残り、考えさせられる映画。

いじめた側は後悔してやり直したいだろうけど、いじめられた側はそれを許せるのだろうか?

あるいは許さないといけないのだろうか?

「私は、絶対に許せない」でもありだと思う。

そういう事は別にして、登場人物の心情が細かく描かれた映画だった。

良いやつだったり、嫌なやつだったりするけれど、それぞれ納得できる。

登場人物に奥行きを感じさせる。

立場やセリフ、行動に人間性がある。

その心情を思うと、心がぎゅーとなる。

自分がしてきたことの意味が分かって自分を許せなくなっている石田。

何でも自分が悪い、自分のせいだと思う西宮。

何故そう思ったか?
何故そう行動したか?

自分が許せなくなるその過程がやるせ無い。

石田や西宮のそれぞれの思いや行動が切ない。

それでも救いのある映画だった。

絵がきれいだった。
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