画面は10年近く経った今でも全く見劣りしない、むしろ今より凄い。
少年時代にしたイジメ、その報復としての自分がイジメの被害者になる、そして孤立する。
石田がイジメ加害者から被害者になり、性格まで変わってしまうところがリアルすぎて心に突き刺さる。似たような体験を自分もした事があるから。
少年時代に犯してしまったイジメは決して許されるものではない。
そこと向き合っていくことを決めた登場人物たちの勇気に感動を貰った。
人の弱さ、脆さ、それがこれでもかというほど生々しく表現されていて、胸を打った。
一度は死のうとしたこの二人だからこそ見えたもの、聞こえたものがあったはず。
見るのが遅すぎたと思うと同時に、今このタイミングで見れて良かったとも思えた。
今のようにSNSで心もなんでも繋がることができるようになる直前の時代感。
ああ、あの頃はちょうどよかったとも思えた。